Fedora15インストール&ソフトウェアRaid
昨日、久しぶりにFedoraでサーバーをセットアップしました。
今のFedoraの最新版はFedora19ですが、まだ情報が少ないので適当にこなれている(と思われる)Fedora15の64ビット版にしてみました。
今回はHDDを2台セットしてソフトウェアRaid(Raid1)も組んでみます。
前回サーバーをセットアップしたのは1年半ほど前でFedora13だったし、ソフトウェアRaidを組むのは7年ぶりくらいなんでどうなることやら。。
…っつーか、実際けっこうハマりました。orz
ちなみに使用した機材は、HP ML110 G7のNTT-Xモデル。
これにメモリとHDDを追加しました。
・HP ML110 G7(PentiumG840, Memory 4GB, HDD 250GB+500GB)
まずはDLしてDVDに焼いたFedora15でインストール開始。
インストールストレージ画面でRaidの設定をするんですが、いきなり2台目のHDDが出てこない。
一度インストールを中止してHDDを入れ直したらサクッと認識されました。
…スロットインタイプのHDDケースだったんで、押し込みが甘かったらしい。。
気を取り直してRaid設定開始。
1台目のHDDにこんな感じでパーティションを切りました。
mda1:1024MB(/boot用)
mda2:4032MB(swap用)
mda3:残り全部(/ 用)
続いて2台目のHDDも同様に設定。
mdb1:1024MB
mdb2:4032MB
mdb3:mda3と同容量で指定
この2台のHDDのそれぞれのパーティションをRaid構成していくんですが、そのRaidを設定するボタンが無い!
…えっ!ど~すんのこれ?
よく分からないんで、試しにもう一度作成ボタンを押して「Raidデバイスの作成」ってのをやってみたら、Raid構成の設定画面が出てきたんでそのまま設定しました。
…う~ん、これでイイのかなぁ。。w
と思いつつFedoraインストール続行。
Fedoraのインストール自体は画面が若干変わってるもののやることは以前と同じなんでサクッと完了。
再起動後、普通にログイン出来て一安心。
続いて初期設定開始。
ネットワーク設定をしてネットワークの自動起動設定をしようといつものように
vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
って打ったらファイルが新規作成に。
…えっ、ifcfg-eth0ファイルが無い?
そんな訳ねぇべってことで
ls /etc/sysconfig/network-scripts
でnetwork-scripts内のファイルを見ると、ifcfg-eth0じゃなくてifcfg-em0ってのがありました。
何かよく分かりませんが、とりあえずコイツを編集してネットワークを再起動。
試しにルーターにpingを打ってみたらちゃんと応答したのでOKってことで。
次にyumを使ったパッケージの自動更新設定を。
まずは「yum -y install yum-fastestmirror」を実行したらエラー。
試しに「yum -y update fedora-release」を実行してもエラー。
えっ、何で?
こんなところでエラー出たの初めてです。
エラーの内容をじっくり確認すると、どうも「fedora.repo」の記述に問題があるらしい。
そこで「/etc/yum.repos.d/fedora.repo」を開いてみると中に2ヶ所「baseurl」がコメントアウトされていて「mirrorlist」が生きてる記述がありました。
とりあえずこれを逆にbaseurlを生かしてmirrorlistをコメントアウトしてみました。
再度「yum -y install yum-fastestmirror」を実行するとサクッと動いてくれました。
ところが「yum -y update fedora-release」を実行したらまたエラー。
今度は「fedora-updates.repo」がNGみたいなんでこれの記述も同様に修正。
これで問題無くyumが動くようになり、パッケージのupdateも全て完了。
残りの設定をして初期設定も何とか完了。
次はサーバーツールのインストール&設定なんですが、、
とりあえずここまで終わったところで一つユーザを作成してRaidの動作確認を。
まずは2台目のHDDを外して起動。
当然、問題無く起動してユーザでログイン出来ました。
次に1台目のHDDを外して起動。
・・・おぉ~!ちゃんと起動しました!
さてユーザでログイン出来るか?
・・・ハイ、ログイン出来ました。
適当にやったRaid設定ですがあれでOKだったようです。w
それに今はGRUBとか追加しなくてもどっちからでもまんま起動出来るんですね。
ちょっと感動!w
ってことで、いろいろ引っかかりながらもソフトウェアRaidの構築とFedora15のインスト~初期設定まで完了しました。
久しぶりにFedoraいじったらけっこう疲れたんで、あとはゆっくりサーバーツールをインストしていくことにします。
※その後、yumでサーバーツールをインストールしようとしたんですが、、
いくつかミラーサーバーに探しに行くもののダウンロードエラーになってインストール出来ませんでした。
そこで例のfedora.repoとfedora-updates.repoの記述を元に戻してみたらインストール出来るようになりました。