CPU使用率100%張り付き
先日ある客先から、ノートPCのCPU使用率がずっと100%のままで使い物にならないので見てほしいと連絡がありました。
客先へ行ってチェックしてみると、確かに起動時からしばらく経ってもずっとCPU使用率が100%のままで、何をするにも遅くて使い物になりません。
あまり時間がなかったんで、家に持ち帰って再チェック。
このノートPCの機種とスペックは、
Dell Vostro 1015
CPU:Celeron Dual Core T3000
メモリ:DDR3-1333 2GB
Windows7 x86
約6年前のノートPCですが、CPUはまぁイイとしてメモリ2GBはちょっとヒドイですね。w
取り敢えずタスクマネージャーからリソースを見ると、やはりsvchost.exe(netsvcs)が90%以上CPUを使ってました。
つまりWindows Updateがうまく行ってないっつーことですね。
ネットで調べてみると、去年の春以降からWindows7のWindows Updateが始まらない、終わらないってトラブルがけっこうあるようです。
特にメモリの少ないPCで頻発してるらしい。。
そこでまずはメモリを4GBにしてから、ネットで出ていた方法を試していきます。
最初にコマンドプロンプトで「net stop wuauserv」と打ってWindows Updateを止めてからディスクのクリーンアップ。
次にWindows Update ClientとWindows UpdateエージェントをDL・インストール。
再起動後にWindows Updateを実行してみると、やはり更新の確認画面から1時間経ってもUpdateが始まらない。
他にもネットに出ていた方法をいくつか試してみましたが、まったく改善しません。
もしかしてハードの問題?
メモリもHDDも問題無さそうだけど、、
そう言えば、CPUクーラー廻りにほこりが詰まって動作がトロくなったってパターンがよくありました。
ノートの分解はやったこと無かったんで、この際やってみようか。。
ってことで、ネットでDellのマニュアルを見つけて分解開始。
けっこうメンドい作業でしたが、何とかCPUファンまで到達。
・・・でも、ほとんどほこりは着いてませんでした。。orz
う~ん、、どうしようか。。
こういうときは、、
Windowsの再インストール!w
ところが、再インストール後のWindows UpdateでSP1のインストールまで行ったら、またまたUpdateが終わりません。
でもUpdate自体は動いてるっぽい。
こうなったらトコトン待ってみよう。。
ってことで、電源設定でスリープを無しにしてそのまま様子を見ていると、約3時間後にSP1のUpdateが完了。
この後もCPU使用率100%のままですが、これはSP1適用後の大量のUpdateを確認してるからだと思うんでそのまま放置。
2時間後、Updateの準備完了のサインが出たんでUpdate開始。
約5時間かかって約200個のUpdateが完了。
その後も手動でのUpdateの確認はせず、自動Updateに任せていくつかUpdateをインストール。
結局、Windows7の再インストールから3日目にやっとUpdateが落ち着いてきて、最後の方はUpdateもそれほど時間がかからなくなりました。
ここでCPU使用率を見ると、ほぼ10%以下になってます。
これならもう大丈夫だろうってことで、アプリ類をインストールして作業完了としました。
Updateが遅くなった原因は、おそらくメモリが少なかったのと、過去にWindows Updateの途中でPCをシャットダウン、またはスリープになってUpdateを中断しちゃうようなことが何回か重なったとか、、なのかなと。。
この手のトラブルを避けるためには、こまめなUpdateとUpdate中(更新プログラムの確認中も)にPCを切らないってことでしょうね。
ちなみに、しばらく使ってなかった当家のノートPC(Compaq 6730s)はどうかと思って起動してみたら、やっぱりCPU使用率100%でWindows Updateがまともに動かなくなってました。
ついでなんで、これもWindows7を再インストール。
Updateの様子を見ると、DellよりはまともにUpdate完了まで行けて、CPU使用率もひとケタ台に落ち着きました。
…っつっても、ほぼ2日がかりでしたが。。w
ちょいと心配になり、自分のノートもチェックしました。
大丈夫でした(ほっ)。